渡部敏哉 展 "Somewhere not Here" 11/3-12/4

2017.10.26 Thursday

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    2017年11月4日より12月3日まで、POETIC SCAPEでは3度目となる渡部敏哉の個展 『Somewhere not Here』を開催致します。渡部はこの作品において、自らの意識の底にあるイメージを写真で掬い上げることを試みています。海、都市、草木など、実在する風景を撮影した写真からは現実感が消え失せ、一様に「ここではない、どこか別の場所」を暗示しているように見えます。重苦しい空気を孕んだビルの谷間、眩いばかりの光に包まれた丘などの写真には、不安定さと美しさが同時に存在しています。

     2013年の個展「18 months」にて渡部は、福島第一原子力発電所事故で警戒区域に指定され、非日常化してしまった故郷を、自分の記憶に残る「日常の故郷」と静かに重ねるように記録しました。一方、今作『Somewhere not Here』において渡部が写真化したイメージは、日常を被写体としながらも、その奥底に見え隠れする不明瞭なもの-「不穏な方向に変化していく世の中の空気感(非日常感)や不安な感情、不確かな希望(渡部の製作メモ)」-に接続しているように感じられます。
    渡部が覗き込んだのは、水面につかみどころのない希望が輝き、川底に得体の知れない不安が堆積した、現代社会を流れる川のようなものなのかもしれません。

    渡部敏哉(Toshiya Watanabe)
    1966年福島県生まれ。多摩美術大学在学中にPARCOが主催する「期待される若手写真家20人展」に選出される。福島第一原子力発電所事故の影響で警戒区域に指定された故郷、福島県浪江町を記録した一連の作品はLe Monde(仏), THE BIG ISSUE(台湾)など海外メディアでも数多く紹介され大きな反響を呼んだ。 2016年STEIDL BOOK AWARD JAPANを他の7名の写真家と共に受賞、2018年にSTEIDL社から写真集の刊行を予定している。

    <展示概要>
    渡部敏哉 展「Somewhere not Here」
    会場:POETIC SCAPE|東京都目黒区中目黒 4-4-10 1F
    会期:2017年11月4日(土)− 12月3日(日) 
    *初日11/4のみ16:00-20:00
    木〜土 13:00-19:00 | 日 13:00-18:00 |水 16:00-22:00 | 月・火・祝 休廊

    <関連イベント>
    ○オープニング レセプション
    2017年11月4日(土)18:00-20:00

    ○クロストーク:渡部敏哉 × 飯沢耕太郎(写真評論家)
    2017年11月26(日)17:00-18:30
    会場:POETIC SCAPE
    参加費:1000円(トーク終了後、懇親会1ドリンク付
    要予約、定員20名
    クロストークのお申込はメール(front-desk@poetic-scape.com)にて、参加者の氏名、人数をお知らせ下さい。
    *メールでのお申し込み後3日以内に返事がない場合はお手数ですがお電話にてご確認ください。

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    2017.11.10 Friday

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